Fender American Elite PB
さて、原則PJのタバコバーストと仮決定し、やっぱやめたくなる情報を探しましたが、揺らぐ事はなく1週間が過ぎました。
そして都会の楽器店へ行く日が来た訳です。
あとは巡り合わせ次第。
既に売れていたりもするでしょうし、何も買わずに帰ることもあり得ます。
お店に入って、ベース専用フロアへ直行します。
フロアでは速攻で店員さんに声を掛けて、候補を見せてもらう様に依頼しました。
すると、アメプロは取り寄せになると言うことでした。
アメプロはPJのフロントのみの音と比較して、PJで行く事を最終決定するのが妥当と考えていたのですが、今更別の店で音を聞かせてもらうのもね。なんか失礼でもあるし。
アメプロを本命にしていたら、どうしていたでしょうね。
と言うことで、PJのアルダーとアッシュの音を比較させてもらいました。
どっちもイイですよね。基本的な音の印象は従前の認識どおり。
で、アルダーはどうも密実な個体らしく、やたら重い。
アッシュよりは重めだろうと思っていましたが、更に締まった比重高めの個性でした。
てことは、普通のアルダーよりも当然硬い…のは余り良い方向ではない可能性があると言えます。
決心を肯定する巡り合わせで推移していますね。
で、あとはナチュラルかタバコか。
もう見た目だけの選択が残りましたが、実物をみてもコッチだな!と、タバコバーストで決定しました。
ここまで入店して30分も掛かりませんでした。せっかちなんですよね。
握り締めて来た全個人的資金を投入し、ほぼ無一文になってしまいましたが、ウキウキして帰りましたねぇ。
まぁ言うても、ヘソクリなんで、生活には一切の支障はありません。
つーか、このベースの言い訳の方が問題なんですよね。マジに。
帰ってから落ち着いて弾いてみましたが…
「なんじゃコリャ〜!!」
ですよ。
生音スゲー。ナニ?このボディー鳴り。かのMHジュノーンを思い出すレベル。
物凄く弾きやすい。
生音で弾いてても、ニヤつく程の好きな音が出ると言うのは、何にも代え難い価値なんじゃないでしょうか。
ちょ待って、BX−5で頑張ってたのは何だった?
こんなに簡単に音は出るんだと突き付けられて、BX−5の弦は緩めてしまいました。
まぁ擦り減りまくったフレットとヘタクソの組み合わせではバズりますよね。
新品のフレットはやっぱちゃいますね!なのかどうかも今回の買い物で知りたかった事の一つ。
フレットの減りは楽器の所為ではありませんからね。
おそらくピックアップの磁石だって、30年で磁性の劣化は否定できないとも思っていました。
言うても4弦用PUな時点でもう終わってるんでしょうけど。
でも、そうか。BX−5に戻る事は、限りなく考え難い状況になったんだと改めて感じました。
PU変更計画なんてのも、いつの日か検討することも考えられますが、暫くはフェンダーのケースに保管ですね。
さて、ボディー鳴りに関しては、弦が裏通しで張ってあるのも大きいのかな。デフォルトでこうなっていたので、次回の弦交換時にはブリッジで張ってみたい。
何にせよ、若干世界が変化するレベル。
重りが何個か外れた様な、封印が何層か解かれた様な、そんな感覚。
ただ、それは、10万級のプレベでも感じただろうなとも思います。
これはフェンダーだからなのか、プレベだからなのか、アッシュだからなのか。
比較元が変態形状のBX−5では、「何もかも違うから」でしょうね。
おそらく一生付き合うベース。
自分の納得が行く楽器を手に入れることができた訳だから、あとはコイツで楽しむだけでいいのかと思うと、何とも言えないワクワク感が湧いてきます。
パッシブでフロントのみの音が好きなので、味付けは当分先になりそうです。
リアの音も使っていいんだよ?って言われるのと、絶対無理!後ろは許さん!無いし!
意外とどっちも可愛いけど、1本しか無いのなら、前者を選ぶ性格故に安心感があります。
これは毎日残業する気が無くなってしまいそうです。早く帰りたくて。
よし、頑張りましょう。